意味 · Meaning
便宜的な、当座しのぎの
使い方 · Usage
原則上もっとも正しい選択というより、目先の目的を達成するうえで都合がよく、実行しやすい手段を述べる語です。発表を延期する、政治的な批判を避ける、応急策で問題を収めるといった場面で使われます。“deem it expedient”のような硬い表現は、公式文書や論評で「そうするのが得策だと判断する」という意味になります。名詞では便宜的な手段も指します。
ニュアンス · Nuance
「便宜的な」「得策な」に近いものの、単なる便利さより、目的達成を優先した判断という響きがあります。中立的にも使えますが、原則や倫理、長期的な効果を犠牲にした当座しのぎだという批判を帯びることが少なくありません。“practical”が現実的で役立つことを素直に評価するのに対し、“expedient”には機会主義的な影が差す場合があります。
⚠️ 日本語話者がよく間違える点
日本語では「迅速」と「便宜」が近い文脈に現れるため、“expedient”を「速められた」の意味で使いがちです。速達配送は“expedient delivery”ではなく“expedited delivery”です。“expedite”は手続きを促進する動詞です。また、人を“You are expedient”と評すると、効率的という称賛より、都合で原則を曲げる人物という批判に聞こえます。
類義語との違い
例文 · Examples
“The quick fix was expedient, but it created extra work later.”
その応急処置は便宜的だったが、後で余計な仕事を生んだ。
“At lunch, we chose the expedient option of using the nearest cafe.”
昼食時、私たちは最寄りのカフェを使うという便宜的な選択をした。
“The email warned against expedient decisions that bypass approval.”
そのメールは、承認を回避する便宜的な決定を戒めていた。
よく使う組み合わせ · Collocations
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