意味 · Meaning
~を一気に表面化させる、山場に至らせる
使い方 · Usage
長引いた賃金交渉がストライキ寸前まで進む場合、家族間の不満が一つの事件を機に噴き出す場合、製品への苦情が回収の決断を迫る段階に達する場合などに使います。蓄積していた問題や対立を、決着や衝突をこれ以上先送りできない決定的な局面へ至らせる表現です。突然問題を作るのではなく、引き金となった出来事を強調します。
ニュアンス · Nuance
単に状況を悪化させるのではなく、たまった圧力が表面化し、何らかの対応が不可避になる山場を表します。“come to a head”は問題が決定的な局面に至ること、“bring to a head”は事件や行動がそこへ至らせることに焦点があります。日本語の「山場に持ち込む」より否定的な緊張を帯びやすく、穏やかな改善や順調な完成には向きません。
⚠️ 日本語話者がよく間違える点
定型表現の“a”を落として“bring to head”とするのは誤りです。また、「計画を完成させる」という肯定的な意味で使うと、対立や危機が限界に達する語感と合いません。“The leaked memo brought the dispute to a head.”のように、蓄積した問題を目的語に置き、その局面を早めた出来事を主語にします。
類義語との違い
例文 · Examples
“Last week's outage brought the backup issue to a head.”
先週の障害は、バックアップの問題を一気に表面化させた。
“The third complaint brought the staffing dispute to a head.”
3件目の苦情は、人員をめぐる対立を山場に至らせた。
“The seating argument brought the lunch-room problem to a head.”
座席をめぐる口論は、ランチルームの問題を一気に表面化させた。
よく使う組み合わせ · Collocations
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