意味 · Meaning
~の方に傾いておく、念のため~寄りにする
使い方 · Usage
結果が確実でないとき、仮に判断を誤るとしても、より望ましい側へ少し偏って決めるという方針を表します。安全、慎重さ、透明性、寛大さなどの抽象名詞を後ろに置きます。医療、法務、情報管理、顧客対応など、判断不足による損失を避けたい場面で特に有用です。“err on the side of caution”なら、迷った場合は慎重すぎる側を選ぶ、つまり念のため用心するという意味になります。
ニュアンス · Nuance
単なる「~を好む」よりも、不確実性と誤判断の可能性を認めたうえで、どちら側へ誤るほうが害が少ないかという基準を示します。“err on the side of generosity”なら、少なすぎるより多少多く与える側を選ぶということです。日本語の「念のため」に近い場合もありますが、安全だけに限らず、親切さや説明量などにも使えます。個人の好みより、判断原則や運用方針を述べる響きが強い表現です。
⚠️ 日本語話者がよく間違える点
“err”を名詞の“error”と混同して、“error on the side of”としないよう注意します。ここでは“err”が「判断を誤る」という動詞で、過去形は“erred”です。また、“of”の後ろには通常、名詞を置きます。“err on the side cautious”ではなく、“err on the side of caution”と言います。「慎重に誤る」という意味ではなく、迷えば慎重な選択をするという慣用表現です。
類義語との違い
例文 · Examples
“Given the uncertainty, we should err on the side of caution.”
不確実性を踏まえ、慎重を期すべきです。
“I would err on the side of sharing less customer data.”
私なら念のため顧客データの共有を控える方にします。
“The policy errs on the side of privacy rather than convenience.”
その方針は利便性よりプライバシーを優先します。
よく使う組み合わせ · Collocations
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